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君が浮気を?

【ハァハァ、バンバン 君が浮気を?】

結婚してからずっと
不思議な事があった。

家の旦那はヤキモチを絶対に
妬かない、見せない事。

アメリカ人の男性はヤキモチ妬きで
困るって人は言うのに…
話が全く違うではないの!!

ヤキモチは妬かれないと
意外に寂しいものである。

そういえば恋人時代から妬いて
もらった記憶もない。

新婚の頃はヤキモチを妬かせたくて
色々と行動をしてみた。

週末に1日中、1人で出かけてみたり、
夜遅くにわざと帰ってみたり。

しかし、家に帰ると、、
「お帰り~!」の一言…だけ。

「どこに行ってたの?」とは、
聞いてはくれない。

すごく聞いて欲しいのに…

出かける前に、
「携帯持ってるからね!」と
言ってもかかってきた試しも無く、

どこにいたのか気にならないの?」
と聞くと、

「どうせ、
遅く迄○○で買い物していたんだろう?」
とか、

「○○ちゃんちへ行ってたんだろう?」
とか、

悔しいけど、行動はいつも図星である。

私の女友達が旦那に質問をした事がある。

「どうして、ヤキモチを妬かないの?
家の旦那は携帯に電話をしてきて
何処にいるのってしつこく聞くのよ。」

旦那は笑いながら答えた。

「首輪の必要な犬には首輪をするけど、
僕の妻には首輪が必要じゃないんだよ。
自由に歩かせても大丈夫なんだ」

(-。-;)y- はぁ~、私は犬ですかい。

信用されてるって事は嬉しいけど。
でも、ちょっとつまんない。

そんな私にも、
驚くべき事が起こった!!

あれは先週の事。
私は午後4時半に閉まる寸前の州税局ビル
の前に車をとめた。

オフィスが閉まるまで後、5分しかない!!
学校の手続きに必要な税金の証明を
とる必要があった。

やっと見つけた駐車場で車から降り、
ドアを閉めて小走りに横断歩道を渡った。

その瞬間、電話が鳴った。
旦那からだった。

「Hello?」
と、走りながら電話を取った。

すると、急に怒ったような口調で、
「Where are you? どこにいるんだ!」

What are you doing right now!! 今何してるんだ!!
Tell me!! 言えよ!!
Tell me!! 言えよ!!」

…と、一方的にまくしたててきた。
普段は滅多に怒らない人なのに。

私は、
何で怒っているのか理解不可能のまま、
とにかく、焦ってたし、走ってた。

「Department of taxation! 州税局にいるのよ!
I am busy now. 今忙しいのよ。」

そう説明するのが精一杯だった。

携帯を耳にあてていると、
旦那は信じられない事を言い出した。

「Who are you sleeping with now?」
誰と寝てるんだ、今?

!!
私は彼の気が狂ったんじゃないかと
思った。

同時に、私の目の前で
州税事務所の受付窓がバタン!と閉まった。
間に合わなかったのだ。

「あなた、何言ってんのよ、
頭がおかしくなったんじゃないの??」
「もう!閉まっちゃったじゃない!」

人々の話し声がガヤガヤと周りから聞こえて
旦那はやっと自分の感違いに気づいたようだった。

しかし、信じられない勘違い。
私は仕事中で、こんなに急いでいる時に。

ハァ、ハァ、と息切れもする。
苦しい…

とりあえず家に帰って旦那と話した。
彼、曰く。

「君が電話の出た時は普通じゃなかった。
なんだか、密室の中から、
「ハァ、ハァ」と荒い君の息遣いが聞こえて、

パン、パンって腰を打つような音だって
してきたんだよ。
浮気の現場から電話に出たと思った!」

そして、最後に「本当にごめん。
どうかしていたんだネ」と謝罪をした。

(;-_-;) ハァ~、どこからそんな発想が…

私は走っていたから息切れはしていたし、
仕事中だったのでスーツケースを持って
走っていた。

それが素足にあたって、
「パン、パン」って、まるで、
人の肌がぶつかり合うような音が鳴った。

ちょっと信じられない
疑いをかけられましたが、

これは喜ぶべきなのかも知れない。

彼はいざと言う時にヤキモチを
妬ける人間だという事が判明した。

彼の意外な一面を、
初めて見たような気がしました。

やっぱり、たまにはヤキモチは
妬いてもらいたいってのが、女心かも。

それにしても、
笑える。

ハァハァ、バンバンの音の聞き間違い!


次は男の優しさとは忍耐の上に立つものである




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